Beretta
Beretta

Beretta

ベレッタ社は、2023年にBRX1を発表し初めて狩猟用ライフルの販売を開始しました。
最大の特徴は、従来の回転式ボルトではなく、前後に直線的に操作するストレートプル機構です。この構造により、ボルト操作のストロークが短く、再装填を迅速かつスムーズに行うことが可能となり、連続射撃や動的な狩猟シーンにおいて優れた操作性を発揮します。内部には多ラグ(通常口径で8ラグ、マグナムで16ラグ)の回転ロッキング機構が組み込まれており、安全性と強固なロックアップを両立しています。また、BRX1は高いモジュラー性を備えている点も重要な特徴です。バレル、ボルトヘッド、マガジンは交換可能で、最小限の工具を用いて異なる口径へと簡単に変更できる設計となっています。操作系においても先進的で、左右どちらにも対応可能なリバーシブル構造を採用しています。トリガーはシングルステージで、複数の引き金重量に調整可能。さらに3ポジションのセーフティーを備えています。構造面では、アルミ合金シャーシを中心にポリマー製ストックを組み合わせた軽量かつ堅牢な設計を採用。フリーフローティングされたコールドハンマーバレルにより、安定した精度と耐久性を確保しています。さらに、ピカティニーレールが標準装備されており、スコープの搭載や再装着時のゼロ保持にも優れています。総じてBeretta BRX1は、伝統的なヨーロッパのストレートプルライフルの利点を現代的な設計と価格帯で実現したモデルで、操作性・拡張性・コストパフォーマンスのバランスに優れた次世代ハンティングライフルです。


解説

3ポジションセーフティー
3ポジションセーフティー

このセーフティは、状況に応じて3段階の安全状態を選択できるのが特徴です。
・第1ポジション/射撃可能な状態です。
・第2ポジション/ボルトのみ操作可能です。
・第3ポジション/銃器をフルロックします。
この3段階構造により多様な状況に対応できます。

トリガーウェイト
トリガーウェイト

BRX1のトリガーは、一般的に複数段階のプリセットが用意されており、比較的簡単に変更することが可能です。これにより、軽快で繊細なトリガーフィーリングを求めるハンターから、安全性を重視してやや重めの設定を好むユーザーまで、幅広いニーズに対応します。
調整範囲:950g/1,200g/1,500g

ロッキングシステム
ロッキングシステム

8ラグロッキングシステム(MAGは16個)は、ボルトヘッドに配置された8つのロッキングラグによって、銃身後端と強固に噛み合う構造です。この設計により、発射時の高い圧力を均等に分散して受け止めることができ、優れた安全性と耐久性を実現します。結果として、精度とスピーディーなリロード性能を両立した、信頼性の高い機構となっています。

マガジン
マガジン

偶発的な落下を防ぐためにダブルリリースボタンが採用されています。周りがオレンジカラーですので万一落としても紛失の可能性が少なくなり安心です。またポリマー製ですので、軽量で水や湿気などにも影響を受けにくくメンテナンスを軽減してくれます。

左右リニアボルト
左右リニアボルト

ボルトハンドルの左右付け替えが可能で、特別な工具を使わずに簡単に変更できます。これにより、ユーザーは自分の利き手や射撃スタイルに合わせて素早くセットアップを変更することができます。また、排莢方向も左右に対応しており、左利きの射手でも安全かつ快適に使用できるよう配慮されています。

ピカティニーベース
ピカティニーベース

BRX1のPicatinnyベースは、レシーバー上部に固定され、高い剛性と耐久性を備えています。そのため、発射時の反動によるズレを最小限に抑え、常に安定したゼロインを維持します。またスロット溝が一定間隔で配置されているため、スコープの位置を細かく調整でき、最適なアイレリーフを確保できます。

ポリマーストック
ポリマーストック

ポリマーストックは、高強度の合成樹脂素材を使用することで、木製ストックに比べて温度や湿度の影響を受けにくく、過酷な環境下でも安定した性能を発揮します。表面には滑りにくいテクスチャ加工が施されており、グローブ着用時でも確実なグリップを確保できます。

パット
パット

BRX1に採用されているリコイルパッドは、射撃時の反動を効果的に吸収し、快適性と安定性を高めるために設計されています。高品質なラバー素材を使用することで、肩への衝撃を軽減しつつ、しっかりとしたホールド感を提供します。用途や体格に応じてスペーサーを交換することが可能で、射手一人ひとりに最適なストック長を実現できます。